2013年4月12日金曜日

残業代ゼロ法案

週末です!明日は休みです!ブログ書くぞー!!

さてさて今週は世間を騒がせている「残業代ゼロ法案」について私見をダラダラ書いていきます。
ホワイトカラー・エグゼンプション制度(WE制度)っていうらしいですよ。

まあ、所謂「裁量労働制」を法律で義務づけしましょうというお話なのですが、米国では既に似たような取り組み(州によって異なるのかな?)がされておりそれを真似してやりたいみたいです。欧州では逆にワークシェアリングを重視しているので、個人毎での残業は世間的にも会社としても厳しく批判されております。

で、裁量労働とはなんぞや?と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、みんな大好きwikipediaさんから引用です。

日本における裁量労働制は労働基準法の定めるみなし労働時間制の1つとして位置づけられており、この制度が適用された場合、労働者は実際の労働時間とは関係なく、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなされる。業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務に適用できるとされる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%81%E9%87%8F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%88%B6
より引用

分かりやすくいえば、何時間働いても月の給料は一緒。働く時間もまかせるよってこと。


で、米国でやられている似たようなことってのは、
・週に40時間以内の勤務
・週40時間以上となる場合は5割増しの給与
・サビ残厳禁(一つのプロジェクトを何人で進行出来るのかわからなくなるため)
・土日出勤する人もいるが、それは徹底された成果主義の企業のみ

らしいのです。


んー。
全然似てないですよね。
というか、米国式って今までの日本が理想としてた姿なのに、どうしてこうなった。

日本がこれからやろうとしていることは、何時間働いても給与は一緒。
米国では原則残業禁止、みんなでカバーしようね。
なんだろうね、この差は。


まあ、ボヤいても何も始まらないので、実例を挙げたいと思います。
この裁量労働制、取り入れている企業は既にいくつかありますし、制度としては給与計算楽だし社員各々の都合も考慮出来るし、会社としても支出管理しやすいし、決して悪いモノではないのですが、似たような形で「月の残業時間を制限」している会社もあります。
UNI○LOが一番有名かとは思うのですが、一ヶ月の残業時間を定めて、それをオーバーするようであれば、昇給や賞与に影響があるという独自の制度をとっております。
時間は繁忙期も閑散期も、大規模な店舗も小さな店舗も、従業員の人数も関係なく、一定のようです。
本来の狙いとしては、残業がほとんどないいい会社ということで制度の公開をしたかと思うのですが、現場で行われていたのはサービス残業だったそうです。時間になったらタイムカードを切って、無給で働き、上には報告しない。日本人らしいですよね。

日本企業は「残業」に支えられているというのは周知の事実でしたが、これに金銭を支払わなくなったら日本企業というか、日本人はどうなっちゃうんでしょうかね・・・。

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