2012年1月16日月曜日

骨董市のすすめ

定期市というものが昔からあって、その中に骨董市というものがあります。外国の有名な蚤の市のようなものから、都市でも地方で、日曜日なんか早い時間散歩なんかしていると見かけるやつです。
そこに行くんですよ、よく。
だからなんだということなんですが、真面目なことがかけるようになるまでお付き合いください。

 その骨董市なんですが、いつも思うことがあるんです。それというのは、露天に並んでいる商品がどうしてこうも骨董市らしいものしかないのかなあということです。どこいったってそうです。別に骨董市の明確なジャンルとか基本的にはないから、何置いてもいいと思うんですよね。でも、これがしっかりと骨董市らしき枠に入ってくるのが不思議なんです。骨董市といっても100年以上も前のものなんてないんですよ。皆無ですよ、皆無。だから何が骨董なんだか、骨董でなくて骨董市なんですよ。大方80年代~90年代頃のわけのわからないキャラクターものとか、もうガラクタですよ。確かにそこでしか手にできないものを集めている方がいらっしゃることはわかっております。でも、店主は一日終わったら、あの布団とか衣類とか衣替えの時にクローゼットに整理する大きなアクリルのやつあるでしょう、あれにがっさーって突っ込んじゃって梃子だの鑿だのと一緒にテラコッタやブリキなんか一緒にして車に積むとこみるとね。傷がついて売れなくなるものは基本置いていないんです。そして次の日そのアクリルケースから拾って並べるんですから。
 そして、どうしたらあんな骨董市らしいものを仕入れようと思うんだろうということですよね。どこかの地方の倉庫だとか納屋だとかとりあえずひっくり返さなければ出てこないようなものしかないでしょう。まあ仕入れにそんなにお金はかかっていないように見えればいいですが、あのチベットっぽいものなんか売ってるところなんかもう最悪。僕は、織物はわかんないんですけど、あのガラス玉だのビーズだの、金メッキの変な顔のゾウの置物とか誰が買うんだろう、普通に買っても値が張りそうだし、仕入れにお金かけてうるものではないでしょう。でもどういうわけだか、絶対いますよ、同じようなチベット系やってる人、市に2・3人必ずいますもんね。
なぜ、骨董市が同じようなものになってくるのかというのは、つまるところ骨董市らしいものしか売れないからです。又来る人もそれでないとだめなんです。ダメというかそういうもんだと思っている。何かあるかもしれないというのは寧ろ業者のほうだったりするんです。だって朝一でおさえることできるじゃないですか。朝6時ごろですけど。つまり、骨董的、資料的、美術的に価値があるものというのは店主それぞれ除けておいて別のところで売っているんです。だから骨董市には骨董市らしいものしかないんです。それでも僕なんか、いつも同じようなものしかない中に、ある日何か刃口の違うものがあったり、一回も話したことないのに店主から声掛けてもらったり、何も買わないのに買わせようとして来たり、そんなことがくすぐったくて冷かしに行くんです。
皆さんもいかがですか、早起き

健友社 スタッフ